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「しかしウズミ様、わたくしが魔法をとくことができるのはその魔法が発動するまでなのです。 姫が眠りについてしまってからでは、わたくしにもどうすることもできません」 ですから早くわたくしを姫のもとへ・・・・とラクスが言葉を紡いだ瞬間、扉の 向こうからバタバタと慌しい音。 おそらく侍女のマーナのものだろう。 しかしなぜだろうか。 マーナが慌しいのはいつものことだというのに、ウズミは言い知れぬ不安に包まれていた。 扉が開かれる。 侍女の姿が現れるまで、酷くゆっくりと感じられた。 侍女の蒼白な顔から紡ぎだされる言葉を、彼は頭のどこかで理解してしまっていた のかもしれない。 「ウズミ様っ!姫様がっ 運命の輪が軋む音が、酷く鮮明に、そして奇妙な笑い声のように聞こえた。 種パラレル『眠り姫』10
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